便利すぎるのも考えもの
数年前、自宅のトイレを自動洗浄にしました。流し忘れがなく安心という利点がありますが、自宅のトイレに慣れすぎてたまに会社で流したっけ?とトイレに戻ることもある良し悪しな機能なのです。
今日も会社のトイレから出たあと暫くして「あれ?流したっけ?」と慌ててトイレを見に行くと、なんて事でしょう流してません。
ぬおおおー!危なかった!早く気付いて良かった!ホッとしたのもつかの間
もし時間差で誰かが入っていたとしたら?流してないのがクソだったとしたら?と、考え出したら止まらなくなり⋯⋯
待って待って、今までもうっかり流してなかった日があったとか!?もし私が流し忘れているのを社員たちが知っていたら!?
「聞いてよ~みるみるさん、また流してなかったんだって」
「えー、またあ?この間は私が流したんだけど」
「私が見つけた時なんかクソでさ、マジくっせえんだって。ほんと勘弁してほしいわ」
なんて妄想が次から次にわいてきて、社内にいるのがいたたまれなくなった。仮にこの話が会社の問題に発展して、ある日トイレのドアに
なんて貼り紙が貼られたりでもしたら
「ちょ、見た?トイレの入口」
「見たみたーぁ!あれ絶対みるみるさんに対してだよね?」
「トイレの水流さないのが原因で会社から警告とか笑えるww」
アッハッハッハッハッ
本当に流してない日があったかは分かりませんが気をつけようと誓いました。
言いにくい事を言ってくれる人って有難いです。言うほうも勇気を出して嫌な役を買って出てくれたわけですから。言われた人は恥ずかしいこともあるし、ムカつくかもしれないけど何も言わないって時に残酷なケースもあるのです。
特に今回のような件だとなおさら言いにくい。
「みるみるさん、またトイレの水流してなかったわよ。先月は3回、うち1回はクソだったから気をつけて」
「え?ワタクシ先月は会社でクソしてないんですけど?」
「したから社員から報告があったのよ!クソした時は気をつけなさい!」
こんな注意受けた日には「もうキャラデリします」と言いたいけど現実は出来ないのがツラい。これからはちゃんと流したか確認してから出るようにします。
クソみたいな話・【完】
これも現実